『 不埒なロンドン三昧 2010 』 36. 【3日目】4月9日(金) (その5)
(* 本連載の過去記事は、左下のリンクコーナーにまとめてあります。)
【引き続き 英国時間】
10:05
『スローン・スクェア駅』《地図【5】》まで戻り、再び地下鉄に乗ります。
10:05 Sloane Square (スローン・スクェア駅)
↓ Circle Line (サークル・ライン)
10:10 South Kensington (サウス・ケンジントン駅)《地図【8】》
駅からつづく地下道を抜けて やって来た先は・・・。
何か、写真間違ってませんか?
・・・って感じですが、『科学博物館』《地図【9】》です。(入場無料。)
『科学博物館』と言ったら、通常は↓こんな健全な(?)イメージかと思います。
あるいは、↓こんな感じとか。
ですが、ここは一口に科学と言ってもあらゆるジャンルにわたる膨大な展示物が。
全部まともに観ようと思ったら、丸一日あっても足りないと思います。
10:20
私が真っ先に向かったのは、5F の「The Science and Art of Medicine」のコー
ナー。医療の歴史に関する展示です。
さすがにマイナー感は拭えないものの、古代→中世→近代→現代 といった流れでこ
れまた膨大な量の医療器具やら 蝋人形を使った医療現場の1/1ジオラマなど、怪し
さで言ったらダントツでしょう。
一度写真を撮り始めたら何だか止まらなくなってしまい、解説のプレートなんかそ
っちのけで撮りまくり。
それがいったい何なのか全く分からないまま、とにかく造形的にグッとくるモノを
手当り次第に。
もっとも、解説は英語なのでどうせほとんど読めませんが・・・。
見るからに「怪しい」感じとか「痛そう」な感じの器具が目白押し。
(それらを観てゾクゾクしてしまう私に関する分析は無用です。(笑))
ただ、恐らく少なくともそれらが使われていた当時は大マジメな医療器具だったは
ずなので、それを「怪しい」とか言ってしまうのはちょっとシツレイな話かも。
今 最先端と言われている治療法だって、50年後には評価が 180度変わってる可能
性もあります。
「そもそも 人体に刃物を入れるなんて、蛮行極まりない!」
とか、
「薬で人格を変えてしまうなんて、人権侵害も甚だしい!!」
とか。
美術品とは違って フラッシュ撮影も可能だったと思いますが、他のお客さんの迷惑
にならないように基本的にフラッシュは焚かずに撮影。
ガラスケースに入っているためフラッシュ焚いたら写り込んでしまうというのもあ
ったので。
で、必然的にスローシャッターになるわけですが、あとで気が付きましたが どうも
シャッターが下り切る前にカメラをブラしてしまうという変なクセがついてしまっ
ているらしく、ほとんどの写真がブレブレでした。
私としては↓こんな系統のものをもっと観たかったのですが、小振りなものばかり
でちょっともの足りません。
う~ん、何となく見えて来た。
元来 旅行に興味が無い私ですが、次にもしこんな様な機会があればぜひ行ってみた
いのは、『フィレンツェのメディチ家の蝋人形コレクションが観れるところ』だ!
実際にそんなところがあるのかどうか分かりませんが、ぼちぼち調べてみようかと
思います。
結局 この後も延々と撮影がつづくのですが、私なりの撮影対象の基準としては、
「後々、造形のネタとして使えそうなモノ。」
というところがポイントです。
そういって集めておきながら そのまま 20年間寝ている資料とかは山ほどあります
けど・・・。
(つづく。)