FLOATING JAMの『元祖・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』、旧ブログ保存版

「昨日の自分にサヨナラ!!」企画 【その5】 『 THE BEATLES / Two of Us 』

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(意味不明の方は、左下の『リンク』コーナーから過去記事をご覧頂くことをお勧
 めします。)


久々にこちらのネタも更新。

  ★ 『3,000 アクセス』 感謝!
     & 
  ★ FJスズキ『結局 アビイ・ロードに行ってしまった』記念

連動企画ということで。



『オモテ/ウラ 逆転現象』の解消というネタを思い付いた際にざっとリストアップ
した約20曲に、ビートルズの楽曲も 4曲ほど含まれてます。

因みに、前回までの楽曲については
 「逆転して聴こえるのは もしかして私だけ?」
という懸念もありましたが、今回は心強い味方が。
収録アルバム『 LET IT BE 』の周辺事情も含めた『杉真理』氏のコメントを引用
させていただきます。
  
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  意図的にしても曲間のしゃべりが多過ぎる。「ネイ
  キッド」を聞いてあれはフィル・スペクターのセン
  スだと分かった。決してビートルズはあんなにダラ
  ダラしない。デタラメのようでいてちゃんと計算さ
  れてるのがビートルズだ。それに「トゥ・オブ・アス」
  の直前に入っている「ドン!」、あのせいで僕にはイ
  ントロが裏拍子の変なフレーズに聞こえる。
ただし
  「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」の間
  奏のストリングス、あれはいくらビリー・プレストン
  が頑張っていいオルガンソロを弾いてもかなわな
  い。フィルさん、そこだけはいい仕事した。ポールだ
  って内心そこだけは認めてるはずだ、絶対口に出
  さないだろうけど。
  
  (『大人のロック!』特別編集
    ザ・ビートルズ 1967-1970 「青の時代」の真実 / 日系BP社 より)
  (太字強調部分は筆者(スズキ)による)
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この時点で、皆さんすでに大いに首肯されていることかと思います。


前回までの楽曲は
 ・「4拍目 ウラ」入り
 ・「1泊目 ウラ」入り
といった、曲の構造自体に『オモテ/ウラ 逆転現象』を誘発する要因が含まれてい
たのに対し、今回の『 Two of Us 』に関しては 曲自体は
 ・「1泊目 オモテ」入り
という 素直に聴けば全く問題のない構造です。
言わば「外的要因」によって 逆転現象が引き起こされるという かなり特殊なケー
スかと思います。



まずはオリジナル。

 1.『オリジナル イントロ部分』 (MP3オーディオファイル)
  ( THE BEATLES " Two of Us "  Lennon-McCartney )

(ディスク容量節約のため MP3変換時のビットレートを下げてますので、かなり
 音質悪いですが ご容赦ください。)


むしろ蛇足かとも思いますが、念のため「スズキにはこう聴こえていた」というク
リック音入りの音源がこちら。
ただし、揺らぎのある演奏と単調なクリック音とが必ずしも一致してませんので、
かえって分かりづらくなってるかもしれません。
あと、途中 実際は 2/4拍子が挟まるところがありますが、あくまで 8分音符単位
での「オモテ/ウラ」の話ということで 4/4拍子のままで通してます。
悪しからず。

 2.『昨日までの私!』 (MP3オーディオファイル)


そして・・・

今回は クリック音で矯正するのではなく、元凶となっている冒頭の「しゃべり」の
部分をバッサリ切り落としてみました。

3.『今日からの私!!』 (MP3オーディオファイル)


ああ、スッキリ!!


どういう経緯であれ 一旦人様の作品として世に出ているものには敬意を表するべき
とは思っておりますが、さすがにこれは
 「せめて『ドン!』だけでも 誰か止めなかったの?」
と思ってしまいます。



とか、さんざん書いた後で気が付きましたが・・・。


そうでした。

改めて『LET IT BE... NAKED 』の方を聴いてみたら、正に「しゃべり」部分がカ
ットされてました。

まあ、そんな様な意図で再編集されたアルバムなので当然といえば当然なんですけ
ど、すでに全世界的に「解決済み!」でした。
(苦)