『 不埒なロンドン三昧 2010 』 25. 【2日目】4月8日（木） （その12）

　（＊ 本連載の過去記事は、左下のリンクコーナーにまとめてあります。）


前回記事からまたまた 1ヶ月も空白が。
2日目の行程、なんと 12回目にしてようやく折り返し地点です。
まだまだつづく。


【引き続き 英国時間】
12:45
さて、そろそろ昼食。
この辺りで昼食というのは 当初のプラン通りなのですが、小心者の私にとっては一
大イベントです。

Google「ストリート・ビュー」で、「バタシー・パーク駅」のガード下付近にテ
イクアウトのお店があるのを確認していました。
一応ここが狙い目かな～と。
（あ、英国では『テイクアウェイ』が正解だそうです。）


もともと食べ物にもあまり興味がないのですが、実は今回の密かな目標として

　『フィッシュ＆チップス』を食べながら『ギネス』を飲む。

というのがありまして。しかも「何なら 3食×毎日 でも可」というくらいの意気込
みで。
出発の 1ヶ月くらい前から ず～っと
　「フィッシュ＆チップス 食いて～！」
というフレーズが頭の中をぐるぐる巡ってました。

なんでそんなに執着していたのかは、はっきりしません。
強いて言うなら、ある先達のブログにものすご～くウマそうなフィッシュ＆チップ
スの写真が掲載されていたからかも。洗脳。


ガード下まで行って、お店の様子を窺いながら前を行き過ぎたりもどってみたり。
う～ん、キンチョーする。


しばらく迷った結果、ここではなくて 少し発電所方面に戻ったところにあるやや本
格的なお店にすることに。
こっちのお店も 事前にストリート・ビューで存在を確認してはいたのですが、テイ
クアウェイのお店の方が気楽でよいかな～と思ってました。
が、いざ現場に行ってみたら ちょっとチャレンジしてみようという気持ちになった
ので。


『The Masons Arms』という、いわゆる「ガストロ・パブ」だそうです。
《地図【１１】》

やっぱりお店のシステムが分かってないとキンチョーする～！


お店に入ると、フロアー係のおねいさんが入り口付近の席に案内してメニューを渡
してくれました。
ざっと眺めた感じ、アラカルトの 前菜／メイン みたいなメニュー内容だったので
　「よく分からん。ヤバい・・・。」
と思っていると、別の男性フロアー係が
　「とりあえず飲み物は？」
と訊きます。

単純に『ギネス』が飲みたかったのですが、事前情報で黒ビールの銘柄はギネスだ
けではなく、一般呼称は「スタウト」であるという余計な知恵が付いてたので、
　「ア・ハーフ・パイント・オブ・スタウト ビア、プリーズ。」
と注文。
が、『スタウト ビア』が通じなくて 2～3回リピートしていたら
　「ギネス？」
と逆に聞き返されて事なきを得ました。
まあ、『ギネス』と頼めば、少なくとも黒ビールが出て来るんじゃないかとは思い
ます。


改めてメニューを眺めてみたものの、『フィッシュ＆チップス』が見当たらない。
オーダーを取りに来たおねいさんに訊いてみると、何と、フィッシュ＆チップスは
ないんだって！
もう少し時間をもらって さらにメニューを眺めます。

下の方に「サンドウィッチ」の欄が。
その他のメニューはよく分からないので、ここから選ぶことに。
また入れ替わりでギネスを出してくれたお兄さんがオーダーを訊きに来たので、メ
ニューを指差しながら「チキンとなんとか（？）のサンドウィッチ」をオーダー。


出て来たのはパンではなくてベーグルをベースにしたチキン＆野菜のサンドウィッ
チ。
ウマい！　そして、なかなかのボリューム。


お店の中程では、若い女性のグループ（学生？ お昼のOL？）がテーブルを囲んで
わいわいやってました。
テーブルの上のパネルによると、このお店、週末にはライブ演奏もやってるらしい
です。


そして、またまたキンチョーのお会計タイム。
ピックアップの Pさんに教えてもらった、
　「Bill, please.」
で通じました。
おねいさんが席まで伝票を持って来てくれます。
　・サンドウィッチ：￡7
　・ギネス（ハーフ パイント）：￡2
10ポンド紙幣を出して、伝票といっしょにおねいさんに渡しました。
おねいさんがレジを打って、トレイにレシートとおつりの 1ポンド硬貨を乗せて席
まで届けてくれます。

本来は、ここですかさずチップを・・・ということなのかも知れませんが、タイミ
ングがよく分からなかったのでそのおつりの ￡1をトレイに残して席を立ち、軽く
あいさつをしてお店を出ました。



　「うぉ～、キンチョーした～。」


フィッシュ＆チップスにはありつけませんでしたが、ベーグルのサンドウィッチは
おススメです。
（ってゆーか、それしかオーダーできなかっただけですけど。）

みなさんも、『バタシー発電所』を訪れた際にはぜひ！

（そんな特殊な状況、フツーはあり得ませんか・・・。）



（つづく。）