FLOATING JAMの『元祖・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』、旧ブログ保存版

『 不埒なロンドン三昧 2010 』  08. 【1日目】4月7日(木) (その2)

 (* 本連載の過去記事は、左下のリンクコーナーにまとめてあります。)


【引き続き 日本時間】
12:00
JL401便、成田発。

離陸は 12:15 ごろ。

上空でシートベルトのサインが消えるまで みなさんとりあえず神妙にしてますが、
消えたとたんにゴソゴソし出します。
トイレに立ったり、ヘッドフォンを付けて映画を観たり。


以前は機内に大きなディスプレーがあって みんなで同じ映画を観てたりしました
が、今は前座席の背面に個別の小型の液晶ディスプレーがあってプログラムも好み
のものが選べます。
私は映画とかは観ないので、航行のシミュレーションCG画像とか、機截カメラの
映像をひたすら ぼーっと眺めてるというのがほとんどでした。
 (画像は復路のものですが。)
イメージ 1

 (こちらは機截カメラの映像。シベリア上空? 寄生虫じゃありません。)
イメージ 2

13:00
機内食、1回目。
 (シーフードカレー、ほか。)
イメージ 3

シーフードカレーかハヤシライス、どちらかの2者択一でした。
 「Beef or chicken ?」
ではなくて、CAさんが写真入りのメニューカードを見せて選ばせてました。
(ただ、選べたのは往/復含めてこの1回だけでしたが。)

某所で聞いたところによると、JALのごたごたの後 1品減ったんじゃないかという
ウワサもあるらしいですが、過去を知らないのでよく分かりません。
そう言われてしまうと確かにちょっと物足りなかった気もしますが、私的には機内
食自体が『お子様ランチ』チックでわくわくしてしまうので、全然OK。
(「お子様」なので。)


そう、ここで思い出しました。
出発の2日前、夕食時に下唇の正面やや右内側を思いっきり噛んでしまいまして。
頭の中に「ゴリッ!」という音が鳴り響いて、もう、完全に噛み切っちゃうんじゃ
ないかという勢いで噛みました。不思議と噛み切れませんけど・・・。
出発時には、噛んだ部分が広域の口内炎状態に。
熱いもの/冷たいもの/甘いもの/辛いもの、とにかく何を食べても痛い!!
自業自得とはいえ、ずっとそんな状態で旅をすることになってしまいました。


フライト予定時間は12時間。
機内での過ごし方については、先出のディスプレーを ぼーっと眺める以外は読書。
そして寝る。
あと、新曲用の歌詞を考えたりもしましたが、こういう時に考えたものってあまり
使えた試しがない。


何度か書いた通り旅はほとんどしませんが、『移動』の時間っていうのはけっこう
好きです。
なぜなら、「何もしなくてよい」ことが保証されているから。

普段の生活で、例えば休みの日に家にいるときでさえも
 「何かしなくちゃ。」
という強迫観念にせき立てられている気がします。
増してや旅行というもの、目的地に着いたとたん 往々にして
 「あれもしなくちゃ、これもしなくちゃ。」
という話になります。
出張なら なおさら、仕事をしなきゃいけない。

ですが、移動中、一旦 電車なり飛行機に乗ってしまったらもう「ただそこにいる」
しかない。
つまり「何もできない」のは自分のせいじゃないわけで、「常にアクティブに何か
をしていなくちゃいけない」という根拠不明の強迫観念から解放される数少ない貴
重な場なわけです。私にとっては。
(『入院』したときと ちょっと似てるかも。)

従って、この移動の「12時間」というのはほとんど苦にならない(というかむしろ
楽しい)のですが、逆にそれゆえに目的地に近付くに連れて徐々に憂鬱な気分にな
ってくるわけです。


なんだか、すでに「旅行記」じゃないな~。
旅行の全否定みたいになってるし・・・。



16:40
こちらは後ろの窓から撮ったシベリア? 凍ってたら何でもシベリア。
イメージ 4

19:20
メモによると
 「パン/コーヒー」
とあるので、多分パンとコーヒーが出たんだと思いますが、既に記憶がない。

22:00
機内食、2回目。
 (ドリルみたいなパスタ(← お子様か)、いなり寿司、ほか。)
イメージ 5



さて、もうすぐロンドン。
だんだん憂鬱になってきましたよ。(笑)