FLOATING JAMの『元祖・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』、旧ブログ保存版

「昨日の自分にサヨナラ!!」企画 【その4】 『 Theme From Beverly Hills, 90210』 2/3

(1/3からつづく。)



脱線ついでに、さわやか青春ドラマの恋愛事情についてもう一つ。

多分に私の偏見もありますが、主役が女性の場合、三角関係で泥々沼々という度合
いがものすご~く高い気がします。
新しい彼氏ができたのに、消えたはずの元カレが舞い戻って来てどっち付かずのモ
ヤモヤ状態に突入というパターンがあまりに多くて、正直ゲンナリしてしまいます
が。
そんな中で、『アグリー・ベティー』は ”比較的”恋愛要素が薄いので安心して観
てたんですがここ最近の展開は「ベティーよ、オマエもか!」って感じです。
ドラマなので波風立たないと面白くもなんともないというのはもちろんあるんです
が、あまりにお定まりパターンで正直 めんどくせ~!(笑)



さて、やっと本題ですが。


あ、でもその前にもうひとつ。

この『ビバリーヒルズ高校白書』のテーマ曲、今回は、当時買ったサントラのCD
から引用してます。
私の印象だと、未だに『サントラ』というと
 「映画/ドラマの主題歌(主題曲)&劇中のBGM集」
という認識なんですが。
今時というか、このころからなんでしょうか、
 『サントラ』= タイアップ曲を並べたコンピレーション・アルバム
という図式。
恐らく、若者ウケする旬でメジャーなアーティストを寄せ集めてるんでしょうが、
私としてはどの曲聴いても「誰?」ってな感じです。


米ドラマと音楽というのは密接な関係にあるようで、どんなアーティストを起用す
るかで視聴率にも影響大ってことなんでしょう。

アーティストの取り込み方としては、

 A. 挿入歌として起用。

というのが一番手っ取り早いと思いますが、ストーリーを絡めて

 B. 主人公が有名バンドのライブを観に行く。
 C. 卒業パーティーに有名バンドを呼ぶ。
 D. 主人公(または周辺の人物)が突然クラブ経営に乗り出し、毎週 "自然な" 形
   で色々なバンドが登場する。

といったパターンもよ~く見かけます。

ドーソンズ・クリーク』というちょっと硬派(?)な青春ドラマがあって、初期
シーズンで主人公がそんなドラマ&音楽タイアップを批判するようなセリフを吐い
ていたんですが、終盤になって ちゃっかり「D.」のパターンを踏襲してました。

残念ながら私にはピンときませんが、現地の高校生とかにとっては、かつての
 「テレフォンショッキングに○○が出るんだって!」
みたいな話題性があるってことなんでしょうね、きっと。
(違うか?)



そろそろホントに本題です。

では、みなさん いい加減にウンザリかと思いますのでトントンと行きます。


 1.『オリジナル イントロ部分』 (MP3オーディオファイル)
  ( " Theme From Beverly Hills, 90210 "  Jhon Davis )

 2.『昨日までの私!』 (MP3オーディオファイル)

 3.『今日からの私!!』 (MP3オーディオファイル)


今回は楽勝! と思ったんですが、実際にクリック音を重ねてみるまで気付いてませ
んでした。
この曲は、頭の音が「1拍目 ウラ」ですね。
(【その1】~【その3】は、頭の音が「4拍目 ウラ」というパターンでした。)

「3.」を聴く時、「2.」の聴こえ方に馴染んでいるとつい2小節目のハンドクラップ
に惑わされてまたオモテ/ウラがひっくり返ってしまいがちです。
意識してハンドクラップを「オモテ」に聴くようにするとよいと思います。


しかし、この「1拍目 ウラ」入りというのはどうなんでしょう。

「4拍目 ウラ」の場合も、演ってる本人以外には分かり辛いという意味で罪深いの
ですが、それでもまだ結果として『構造が形として見える(聴こえる)』ともいえ
ます。
が、「1拍目 ウラ」入りだと「1拍目 オモテ」に当たる8分休符の存在を事前に知
る機会はどうやっても得られない。
これを正しく聴き取れというのはそもそも不可能な要求だと思います。

そういう意味に於いても より罪深~い曲ですね、これは。


実は、実際にTVで「新ビバヒル」のオープニングを聴いたら、ここのところさりげ
なく解決されてました!

『ガ~ッ』とノイジーなギター(?)のフェイドインに、『トンッ』と軽く「1拍
目 オモテ」にリズムを打ってましたよ。
これって、逆に前作の失敗(=今回のネタの正当性)を自ら証明しているようよう
なものでは?

(ト書き【鬼の首を獲ったように。】(笑))



(3/3につづく。)