FLOATING JAMの『元祖・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』、旧ブログ保存版

『 80's 』

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先日、NHKで 1980年代の洋楽の特集番組をやってました。

といっても私は番宣で見ただけで本編は見ませんでしたが。
なんだか唐突な気もしますが、時折 パイロット版みたいな番組で探りを入れたり
しているようなので、そんな流れでしょうか。
80's のド定番中のド定番といった楽曲がラインナップされていたようです。
(a-ha の『Take On Me』とか、Van Halen の『Jump』など。)


当時の私はほぼビートルズにしか興味がなかったのでリアルタイムで流行っている
洋楽とかを積極的に聴きに行く姿勢ではありませんでしたが、そんな私の耳にさえ
十二分に馴染んでいるのはこれらの楽曲がテレビやラジオで流れまくっていたから
でしょう。
やはり『MTV』→ 一般マスコミへの影響が絶大だったと思います。
昭和のヒット歌謡曲とほとんど同レベルでお茶の間に浸透していた感があります。


この、西暦を10年刻みで時代を区切る方法に意味があるのかどうかというのには
議論の余地もあるかと思いますが、概ね「時代の空気」みたいなものを多くの人々
が共有・共感できるツールとしては便利でよいと思います。
平沢進 氏はライブの年号にあえて『仏歴』を使ってますね。
 あ、あと 鳥肌実 氏の「講演会」は『皇紀』ですか。(笑))



で、ふと思い返すとこの「○○年代」の数字から想起する時間の距離と実際の時間
とのギャップにちょっと驚いたりするんですが。

例えば、

 ・ '80年代 = つい10年くらい前 《かと思ったら、実際は 30~20年前!》
 ・ '90年代 = ほんの5年くらい前 《かと思ったら、実際は 20~10年前!》
 ・ '00年代 = まさに今 《かと思ったら、実際は 10~1年前!》
 ・ '10年代 = 遠い未来 《かと思ったら、まさに今!》

みたいな・・・。


仕事で『1990年』の話をした際に、
 「今からちょうど 10年前の製品なんですが・・・。」
と、本気で言ってしまってました。
(しかも、みんなスルー。)



もちろん個人差や年代による感じ方はそれぞれあるかと思いますが、私的には
『 '80年代』が一番ギャップがある気がします。
どうしても「つい最近」だと思ってしまうんですが、すでに 30~20年前なのね。

『 '70年代』だとそれなりに「古~い」というイメージがあるんですけど。
一方、なぜか『 '90年代』は「印象 薄~」って感じですが。
更に、『 '00年代』に至っては正直「記憶にございません」。



絶対的な時間的距離で言うと
 「 '80年代から見た '50年代」
と、
 「 '10年代から見た '80年代」
は同じ関係のはずなんですが、とてもそうは思えない。

高校時代、'50~ '60年代製のフェンダーやらギブソンはすでに「オールド」と呼
ばれて高嶺(高値)の花だった気がしますが、そういう意味では私の 1985年製
フェンダー・ジャパンのストラトも、もう充分「オールド」でしょうか。
「ビンテージ」と呼べる気はしませんが・・・。

音楽そのものについても、『 50's 』といえば '80年代にはすでに充分古かった気
がしますし。



一口で『 '80年代』と括ってしまいますが、改めて私の場合は

 中学 → 高校 → 大学 → 就職

までを含んだ ものすご~く変化に富んだ10年間なのでした。
これまでの人生の8割くらいの要素が凝縮されてると言っても過言ではないかも。
まあ、その後の20年間が薄過ぎってこともありますが。


ここ最近の自分の行動は『この20年間』を取り戻すのに費やされている気もしま
す。
まあ、この先何年生きられるか分からないという意味では
 「そのうちに・・・。」
と思っていたことを一つずつ潰していくという後ろ向きな生き方もアリかな~、
などと思っております。