FLOATING JAMの『元祖・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』、旧ブログ保存版

11/27(金) 静岡音楽館 AOI 『上原ひろみ 「Place To Be」日本ツアー』

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ストフェスの余韻を引きずりながら・・・。
というか、ブログ書いたり、よそへ訪問してたり、気が付くと2:00を回ってる日が
続いてフラフラしております。


本日、駅前の「静岡音楽館 AOI」にて、ジャズピアニスト『上原ひろみ』さんの
ライブを観てまいりました。
「ライブ」というより「コンサート」って感じでしょうか。
今回の『Place To Be』ツアーは、同タイトルのピアノソロ・アルバムをベースと
したもので、ステージもピアノ1台でのソロです。
PAなしで完全に生音。上原さん得意の鼻歌も、生で聴こえてきました。

AOI の雰囲気からしてクラシック向けホールのイメージが強いので、なんだかクラ
シックを聴きに来た時みたいに必要以上に緊張してしまいました。
どうやら他の観客も同じで、みなさんガチガチでした。
その分、ステージ上で暴れまくる上原さんのパフォーマンスと観客との間に温度差
が生じてしまっていたような・・・。
足でステップを踏んで客を煽るような場面も何度か見受けられたのですが、
「やっぱりここは手拍子かな~?」
なんて思いながらもついつい躊躇してしまいました。


とはいえ、やっぱすごい!


一年中世界を飛び回って演奏活動をしている上原ひろみ さんですが、毎年(だと思
いますが)この時期には日本でのツアーが組まれてます。
実は、昨年・一昨年と浜松で公演を拝見しました。
その2回は、『Sonicbloom』というバンド形態でのツアーでした。
浜松は上原さんの地元。
私もズバリ浜松ではないものの静岡県西部地方出身者として「どうせ観るならこの
凱旋公演ともいえる浜松しかないでしょう!」という思いがあったもので。

当初は「今年も浜松で!」と思っていたのですが、浜松公演は11/26(木)。
なんとその翌日11/27(金)が静岡公演ではありませんか!
まあ、木曜日にがんばって浜松まで行くよりも、せっかくなので金曜にゆっくりと
現 地元の静岡で観ればよいか、という結論に至りました。
考えてみたら、今回 ピアノ・ソロという形態だったからこそコンパクトに静岡公演
が可能になったということなんでしょうね、きっと。


で、やっぱすごい!!

そもそも基本的にジャズ聴いてないんですが。
正直、上原さんがジャズピアニストとして、さらにいうとピアニストとしてどうい
うポジションなのかとか、どう評価されてるのかとか、私は知りません。

でも、ちょとシツレイな言い方かも知れませんが、
「音楽以前に、純粋に身体の能力としてすごい!」(笑)

ものすご~い、超パワフルな超絶速弾き!!
もし譜面に起こしたら、恐らく「真っ黒な紙」になります。

浜松で観た時に、隣に座ったカップルが
「デタラメでもあんなに速く指 動かんよね~。」
ってな会話をしてましたが、ホントにそう思います。

ギター弾くにしても、歌うにしても、表現以前にまず物理的・肉体的な「動作」が
可能な状態にまで鍛えられてないとダメってことですね。
さらに言うと、そのためにはまず「健康」でないといかん、ってことですか。


上原さんのCDは何枚か持ってますが、実はあまり聴きません。
CD聴こうと思っても結局なんとなく流して終わり。あんまり印象に残ってません。
どうしてもライブの「全身で弾く上原さん」のビジュアルの印象が強くて、CDには
ちょっと物足りなさを感じてしまうってことなんだと思いますが。


それにしても、こんなにまとまらないアンコールの拍手って、初めてでした。(笑)