FLOATING JAMの『元祖・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』、旧ブログ保存版

これもまた、「我が青春の 1ページ」なのだ。 (1/2)

現在 細々と音楽活動をさせていただいておりますが、そもそも FJスズキ の音楽の
ルーツとは いったい・・・。


一応、他人に問われれば、

 「う~ん、私の音楽のルーツね~。
  いちばんプリミティブなところで言ったら自分自身の " 心臓の鼓動 " かな。」

と答えることにしております。
(ウソです。)


恐らく、物心ついた頃から無意識裡に受動的に聞いて来た TV から流れる音楽とい
うのが原点でしょうか。
音楽番組/主題歌/CMソング、とか。

その次に来るのは、自我が目覚めた小学校高学年の頃に ある程度 能動的な選択と
して聴いたラジオ。
私の中では AM から始まり中学生以降は FM も、という流れはありましたが、やっ
ぱり今でも基本は AM派。

まあ、小・中学校の音楽の授業というのも「歌を歌う/楽器を弾く」という行為そ
のものの原点としては大きかったかも知れませんが。



ラジオ発で、私の音楽活動の直接的なきっかけとも言えるのが、『ケッタウェイズ』。

30年以上前に、地元 SBS静岡放送ラジオパーソナリティーとディレクターで結
成された 4人編成のロックバンド。

私は 中途参入&中途離脱者 なので あまり深いところを語れるわけではありません
が、小学6年~中学3年 の期間、夜の DJ番組とともに大いにハマってました。


この ケッタウェイズ が、" 再々 " 結成!
2012年3月24日(土)、SBSラジオ主催のイベント『ラジオパーク』(於:青葉
シンボルロード)の中でライブがあるとのことで、行ってきました。

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すでに 同 3/4 に別枠のイベントで " 再々 " 結成済みとのことでしたが。
(こちらには行ってません。)

細かいことを言うと、1997年に一度 13年振りに " 再 " 結成コンサートを演って後、
特に改めて「解散」していないんじゃないかと思われるので、" 再々 " 結成という
のはオフィシャルな表現ではないかも。


例によって話が くどくていかんので、興味のある方は
 ●ウィキペディア 『ケッタウェイズ』
をご参照願います。
(もっとも、地元の同世代の方々なら 説明不要かな~とも思いますが・・・。)



ケッタウェイズ のファーストコンサートが清水市民会館で開催されたのが 1982年、
私が 小6の春。正確には小学校を卒業した 3月でした。
ハガキ応募で入場整理券はゲットできたものの、さすがに事実上小学生の分際では
遥かなる清水市(現・清水区)への旅は叶うはずもなく。
泣く泣く諦めるしかなかった。

後にこのファーストコンサートの模様は SBSラジオで 1時間枠の特別番組として放
送され、この時に録音したカセットテープは何度も何度も聴きました。
カセットテープは今でも ちゃんと持ってます。
(この時の入場整理券も手元に残ってます。)

そういえば この番組の中で、コンサート当日に「浜松から清水まで自転車で駆け付
けた高校生」のエピソードも紹介されてましたが・・・。(笑)




そんな長年の想いが叶ったのが 15年後、1997年の " 再 " 結成コンサート。
この時も SBSラジオのイベント内で「青葉シンボルロード」での演奏でした。
確か 1時間くらいの長尺で、オリジナルメンバー勢揃い。
先に書いた通り 中途参入&中途離脱者 の私にとっては知らないオリジナル曲もけ
っこうありましたが、もう、涙ちょちょ切れました。ホントに。

因みに、この時の演奏は勝手に MD に録音させていただきましたが、どこかにしま
ってあります、恐らく。(苦)



(2/2に づづく。)

これもまた、「我が青春の 1ページ」なのだ。 (2/2)

(1/2から づづく。)



そして今回の " 再々 " 結成。

残念ながら『佐藤ディレクター』は今回の " 再々 " 結成には都合で合流できず、B.
はサポートメンバーにて。
ステージには、G. + Vo. の『荻嶋アナ』/ G. + Vo. + Key. の『國本アナ』/ Drs.
の『鷹森ディレクター』の勇姿が!!(笑)
オーディエンスはやっぱり私と同世代(以上?)の方々でしたね。

これもちょっと残念ながら、演奏時間が 30分(+α)に限られてました。ラジオ
では生放送されてた様です。




で、冒頭の音楽ルーツの話。


往年の ケッタウェイズ、当初は ビートルズ などのカバー中心で、後にオリジナル
曲中心に移行するわけですが。

ケッタウェイズ で聴いた『She Loves You』とか『From Me To You』などをき
っかけに ビートルズ にのめり込んで行った私ですが、中でも 音楽活動のかなり直
接的な原点と言い切れるのが こちら。

 ~ 荻嶋正己アナ がソロで弾き語る『Yesterday』

これを聴いて「オレもギターを弾きたい!」と思ったのでした。
純粋というか、単純というか。
(でも、最初に弾いた曲は『Yellow Submarine』。コードが簡単だったので。)


『Yesterday』は当時はけっこうマジメに練習したのですが、結局は あんまりちゃ
んと弾き切った記憶がない。
しかも、現在はもう ほとんど抜けちゃいましたね~。
原点に立ち返る意味でも もう一度ちゃんと弾いてみようかと思いますが。
(キー下げるの面倒なので「G」で。確かポールもソロでは「G」で演ってた気もす
 るし。)



ちょっと無理矢理 付け足すと、私の 作詞/作曲 の原点も ある意味『ケッタウェイ
ズ』だったかも。

ケッタウェイズ 最初のオリジナル曲は、聴取者から歌詞を募って、それにメンバー
が曲を付けるという趣向でした。
その後はメンバーそれぞれが曲を書いて、恐らく 作曲者がメイン・ヴォーカルを執
るという形だったと思います。

当時 子どもの私には、『作詞/作曲』というのはいわゆる「プロ」の仕事という認
識しかなかったのですが、
 「なるほど、誰でも 作詞/作曲 していいんだ!」
という新鮮な感銘を受けた記憶があります。
まあ、それでもその当時は自分自身に 作詞/作曲 が出来るとは思ってなかったの
ですが、何か壁のようなモノが取っ払われた感覚はありました。

じゃあ、
 「今の自分に 作詞/作曲 が出来ているのか?」
というのは あえて問わないことにしておきます。
(というか、しておいてください。(苦))



さらに無理矢理付け足すと・・・。

相方の FJ KOBA は 國本アナ のご近所さんなのでした。
時折 ギター談義なんかもしてるそうで、これも何かの縁。
世間は狭い。
というか、「静岡が狭い」ってだけの話か。



『ケッタウェイズ』、恐らく今回も「改めて解散」ってことはないと思うので、こ
のまま活動継続を期待しております。

ということで、みなさま おつかれさまでした & ありがとうございました!

3/18(日) 浜松 なんでモール 『ちゃー坊 ワンマンライブ』

1日おいて、またまた浜松へ。
今回こそは ゆるりと電車で。


ライブ観覧前にちょっと寄り道。
「ザザシティ」内に 3/17 にオープンしたばかりのこちら。

 『浜松ジオラマファクトリー』

オフィシャル・サイトのキャプションによると、

 ~ 全国の 山田卓司ファンが、
   浜松にくれば 山田卓司氏の 作品がいつでも観れる場所!

とのこと。
私は特に「山卓ファン」ではございませんが。(念のため。)
いえ、決して他意はありませんよ。(重ねて 念のため。)
(そのうち怒られる。)



で、本題。

「なんでモール」にて開催は、『ちゃー坊』さんのワンマンライブ。


昨年の「やらまいかミュージックフェスティバル in はままつ」にて、出演日は違っ
たものの、同じ「バス地下」出演ということで初めて拝見。

ライブ情報は ちょいちょいチェックさせていただいておりましたが、なかなかタイ
ミングが合わず。
今回は 前々日の なんでモール 訪問の勢いに加え(笑)、ワンマンとのことで たっ
ぷりじっくり聴かせていただくよいチャンス。
CDも なんでモール さんにて委託販売もされてはいるのですが、できることならご
本人から直接と思い 機をうかがっておりました。


" 和 " テイストのメロディ&歌詞のオリジナル曲。
むしろ、" 雅(みやび)" という表現がハマる感じでしょうか。

一方で、ウクレレ弾き語りで " 元気 " な歌があったり。
あと、ウクレレで冬の歌というミスマッチも斬新。(笑)


今回はサポートに『chiiii』さん(Key.)/『Tee』さん(G.)/『きまっち』さん
(B. & G.) というメンバーが入れ替わりで参加。
アンコールでは全員の そろい踏みも。
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そして、アンコール前にご本人から重大発表が!
まあ、ここで私がどうこうというのもちょっとスジが違う気もするので(笑)、

 「おめでとうございます!」

とだけ申しておきましょう。


改めて考えてみると、女性にして『ちゃー坊』って、なかなかにアグレッシブな芸
名だな~。
(本名だったらスミマセン。)



ということで、よいタイミングでライブにおジャマできて & CDもゲットできて、
有意義な時間を過ごさせていただきました。

みなさま、おつかれさまでした & ありがとうござました!

3/16(金) 浜松 なんでモール 『萬yorozuライヴ』

週末の夜に、仕事を終えて ふらりとライブ観覧・・・

と、クールに(?)キメたかったのですが、終業時間 間際に吹き荒れる不条理の嵐。

ホントは電車でゆるりのはずが、東名をぶっ飛ばすハメに。
でもちゃんと法定速度は守ります。
というか、混んでて右車線走っても 100km/h 巡航が精一杯でしたが。
因みに、普段の私は「左車線派」です。
80km/h 巡航くらいが性に合ってるのと、不用意に速度オーバーで捕まるのはイヤ
なので。
そういう意味では、「罰を用意すること」が道徳心だけでは縛り切れないところの
抑止力として機能してますね、少なくとも私に対しては。
ただ、厳罰化が凶悪犯罪の抑止力たり得るかどうかといったら疑問は残りますが。
例えば「人を殺す」という状況に追い込まれた人は、一時的にでも すでに損得勘定
で動けるだけの理性なんか吹っ飛んでるはずなので。


という物騒な話はさておき。


浜松市上島のライブハウス「なんでモール」でライブ観覧。
今年の 1月に続いて 2度目の訪問でした。

『萬yorozuライヴ』というブッキングライブのシリーズ。(だと思います。)
事前告知では出演が『Strawberry Shakers』さん 1組。

過去何度か書いてますが、Vo. の『亜桜ゆぅき』さんは「アイドル系パフォーマー
ソングライター」という肩書きで活動中。
その活動形態のひとつがこの Strawberry Shakers で、Vo. / G. / Per. という 3
ピースのアコースティック・バンド。
これも何度か書いてますが、なかなかに幅広い形態でユニークな活動をされている
亜桜 さん、この自称「アイドル系パフォーマーソングライター」という肩書きに全
てが集約されているものと解釈しております。



浜松インターからお店までは、むか~し 高校生時代に通学路としてさんざん自転車
で走り回った区画なんですが、夜なのと すでに怪しい記憶とでカーナビ頼りでふら
ふらと、という感じ。

で、結局 20:00 開演には全く間に合わず。


★『Strawberry Shakers』さん
今回は 6曲演奏されたとのことですが、ぎりぎり後半 2.2曲聴けました。
私としてはお初の曲ばかりでした。
Strawberry Shakers の活動歴もすでに長いので、当然ながら私の知らない曲も ま
だまだたくさん。
ライブにおジャマするチャンスも限られているので、ぜひ「ストベリCD」も企画
していただきたい。(と、ここで勝手にリクエストしてしまう。)


★『MCしま~』さん
前日にマスターからのオファーで急遽出演決定だそうです。
キャリアの長~い方なので恐らく膨大と思われるレパートリーの中から、テーマを
決めての選曲とのこと。
う~む、選べるほどのレパートリーが欲しい。(苦)
ご家族それぞれに向けた楽曲があるそうで、唯一 曲がなかった末娘さんに向けて最
近作ったという曲を披露されてました。
曲作りの切り口として「家族」というのは考えたことなかったな~。
参考にさせていただきます。(ストレートな形にはならないと思いますが。)


お客さんも常連&出演もされている方々で、気さくに話しかけていただいて感謝で
す。


未だ観覧叶わぬ方のライブにも、折りをみて おジャマさせていただこうかと。

ということで、みなさまおつかれまさまでした!

2011/3/9(水) 富士151 『アコバトル 9』

日付にご注意!
" 昨年 " の『アコバトル 9』の「覚え書き」です。

ホントはその週末にでも書こうと思っていたところに大地震
しばらくは茫然自失状態で何も手に付かず。
私がぼ~っとしてても何の足しにもならない。ならば、まずはフツーの生活を送る
のが正しいと思えるのに 1週間くらいかかりました。


で、その後何度か書こうと思い、記事の中でも「そのうちに」とか言っていたはず
なのに。
月日が経つに連れて「いまさら」という想いも。
逆に、ホントに書くなら 1年後のこのタイミングかな~、と。

ただ、そこに 特に意味は設けてません。
そう言いながら意味あり気なこのタイミングにアップというのも、いかにも私らし
い姑息な印象が拭えませんが・・・。



で、本題。
本人写真以外は壊滅的なダメダメさですが、逆に臨場感が絶妙に再現されていて非
常にいい味が出てるな~、まったく。
(本人写真は FJ KOBA 撮影。)


●ウェルカム・アクト:『猫式』さん
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 毎回オープニングを勤めつつスタッフとして参加されてました。
 この日は確か、演りながらちょっと違和感を感じたのか、途中で急遽路線変更さ
 れてましたね~。(笑)


●1番手:『FJスズキ』
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 この時点で ソロ 2発目。全編『マグネシア』の 1発目。
 " 漂流 " の原点?


●2番手:『奈良貴拡』さん
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 一見 繊細そうな風貌ですが、なかなかに骨太なヴォイスとビミョ~に下ネタ系歌
 詞が「漢(おとこ)!」です。
 早速 MCで『マグネシア』をいじっていただきました。(笑)
 先日、ACOBATTLE☆SURUGA に参戦されてましたが、再会叶わず。


●3番手:『前田亮』さん
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 音楽のプロの方なのですが、実は弾き語りスタイルでの活動はまだ日が浅いと聞
 くと焦ります。(苦)
 まあ、比べても仕方がない。我が道を行く。
 前田さんとは 昨年 8月の「ACOBATTLE☆SURUGA 2」にて、FLOATING JAM
 で再共演させていただきました。


●4番手:『ロックマン』さん
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 パンキッシュなエレキ弾き語り。
 Yシャツ&ネクタイの出で立ちだったので「仕事帰りかな?」と思いましたが、
 考えてみたら「モッズ・スタイル」なんですよね、きっと。シツレイいたしまし
 た。


●5番手:『青島由佳』さん
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 直前の日曜日(2011/3/6)に東静岡駅前のガンダム・イベント会場に出演され
 た 青島さんをこっそり偵察。
 というか、ホントはご挨拶させていただくつもりだったのですが、終演後に姿が
 見えず断念という経緯。
 実は、私の内部では
  ~ 『青島由佳』さんは、アコーディオン奏者の『若山恵美』さんに似ている。
 と、相場が決まっております。このネタを誰かに言いたくて仕方ないのですが、
 それが「伝わりそう」な状況で披露する機会がない!
 なので ここに書いてしまいましたが、賛同される方はこの指に停まっていただき
 たい。(ど~でもよい。)


富士151 で始まった『アコバトル』。この出演までにも何度か観覧させていただい
ておりました。
ライブ観覧の際には大抵、「この環境でなら、自分はどうする?」というのを念頭
に置いているわけですが、特にこの前月の 2月は『竹原ピストル スペシャル』だっ
たこともあって ある意味開き直ってました。


当日の FJスズキ のセットリストはこちら。

 1. マネキン1号
 2. つばさをひろげた少年
 3. Four Legs
 4. マグネシアのテーマ

初めて『マグネシア』括りでのネタ披露ということで、MC部分のボリュームを鑑
みて 4曲という曲数少な目の設定。
この後、いくつかのパターンの会場や時間枠を頂く中で、ソロ『FJスズキ』のパッ
ケージングというものがちょっと見えて来た気がします。
転換込み 30分で 5曲というのも、ある方法にて実現。(というか、そんなに大層
なモノではありませんが・・・。)
逆に、45分枠を頂いた際にはその時点での「FJスズキ フルバージョン」みたいな
形も実現できたかな~、とか。(それがMAXってことですけど。(苦))
まだまだ試行錯誤中ですが、一方で 何か違うことも演らねばという想いもあったり。
まあ、いずれにしても身体動かさないと何も形にはなって行かないので。
あと、基本的な演奏クオリティアップもやっぱり身体動かさないと・・・。


・・・という、1年越しの反省文みたいになってしまいましたが、ご覧いただいた
みなさま&関係者のみなさま、ありがとうございました。

2/15(水) 東京キネマ倶楽部 『糸蘭懐石×SAMURAI SPIRIT』

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約 1ヶ月遅れの「覚え書き」。
ホントはもっと余韻を楽しみたかったのですが、当日は浮き世のしがらみを ずるず
る引き摺りながらの観覧。(苦)


『小林未郁』さん主催の「懐石イベント」の最新作。(といっても、語れるほど理
解できているわけでもないのですが・・・。)
幸い、前回の『糸蘭懐石』は直前に発売された DVD で拝見できたので、おおよそ
の雰囲気は予習できました。
前回この『糸蘭懐石』に内包されていた 殺陣集団『剱伎衆かむゐ』のパフォーマン
スを、今回はコラボイベントという形に引き上げて再構築ということだと思います。


会場は鴬谷駅そばのミュジックホール・・・、じゃなくてライブハウスですね。
(そのうち怒られる。)
東京キネマ倶楽部」というレトロな雰囲気満載の空間。
Wikipedia によると、「大正時代のダンスホールを設定された施設」とのこと。


19:30 開演予定。
入場前からすでに帰りの最終新幹線が気になって落ち着かない。
場合によっては途中退出止むなしという状況だったので、万一の場合に他のお客さ
んの迷惑にならないように 2階席の最上手に。
独り掛けソファみたいなゴージャスな椅子に掛けるとちょっと目の前の柵がジャマ
ではありましたが、1階の舞台全体を見渡せて これはこれで面白い。

この席、開演前に舞台を眺めていたら グランドピアノの弾き手の真正面であること
に気付く。
ということは、
 「ここなら 小林さんの唄う姿が ばっちり見えてラッキー!」
と思ったのですが、開演後すぐに ぬか喜びであったことが判明。
ピアノの開いたトップパネルにちょうど 小林さんがすっぽりと隠れてしまうのね。
でも、逆にそのお影で舞台全体に目が向いて 全てのパフォーマンスをバランスよく
観られてよかった。(そう 思うことにする。(苦))


影アナで「約 1時間半の演目」との案内が。
ならば、多少押しても終演まで見届けられそうで ちょっと安心。
開演後は一気に引き込まれて 浮き世のなんちゃらは一瞬にして吹っ飛んでました。
それだけに、終演後は「もっと " あちら " に居たい・・・。」という想いが吹き出
しましたが。



再演もありそうなのでネタバレは避けますが、小林さんが いつぞやのライブMCで

 ~ 『小林未郁』の頭の中をパカッと開いて見せた様なイベント。

ってなことをおっしゃってました。
まあ、ご本人ブログに かなり詳細な解説がありますので、この日付に近いところを
掘っていただくと よくネタはバレます。



今回、『剱伎衆かむゐ』の殺陣を目の当たりにして ちょっと今まで気付かなかった
感覚を味わいました。

 ~ かつて「刀」という武器で本当に人と人が斬り合ったんだな~。

というのが少しリアルに感じられた(気がする)。
もちろん、殺陣は剣術をベースとしつつもエンターテインメントとして様式化され
たもの。実際に命を掛けた「真剣勝負」とは違った意味での「真剣勝負」だと思い
ます。

実際に「刀」で斬り合う・・・。
武術として技術面/精神面の鍛錬に加えて、武器としての「刀」そのものの性能追
求とか、この「様式」の中で戦うことに美学みたいなものがあったんだろうな~、
と。
「刀」対「刀」というのは、かなり剥き出しかつ究極の「人」対「人」のぶつかり
合いみたいなものなんじゃないかという想いがふとよぎりました。
そこに鉄砲とか持ち込むのは あまりに無粋だよな~。
とはいえ、命懸けの実戦ともなれば ホントは相当に泥臭いモノだったんだろうとも
思うし、生きるか/死ぬか という状況で「美学」なんて言ってられる余裕があった
のかどうかも謎ですが・・・。
ホントに 生きるか/死ぬか って状況で なり振りかまってられないってのも真だろ
うし。



ちょっと焦点ズレてる自覚もないわけではありませんが・・・。

『市川梢』さんの「人形っぷり」も含めて、 " あちら " の世界へのトリップを堪能
させていただきました。

みなさま、おつかれさまでした。



(因みに、会場出口でビデオ撮影のスタッフさんにメイキングビデオ用のインタビ
 ューを申し込まれたのですが、ホントに時間がなかったのでお断りしてしまいま
 いました。スミマセン。
 ど~せ気の利いたコメントはできないので不採用だったと思いますけどね。(笑))