FLOATING JAMの『元祖・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』、旧ブログ保存版

スズキ、カンゲキ! (その1)

イメージ 1
1/21(土)~ 22(日)にかけて、今年初の東京行き。
今回のメインは『観劇』。
それに重ねて、出来る限り 用件の詰め込みも。



「観劇」という くくり方でよいのかどうかアレですが、芝居の舞台公演といったも
のには ほぼ縁がなく。
辛うじて、『怪物ランド』/『シティボーイズ』くらいでしょうか。
(「芝居」と「お笑い」の境目ってのは、よくわかりませんが。)
あとは、小学校で観た『劇団たんぽぽ』とか。
そういえば、『アクロバティック白鳥の湖』もあったな~。「舞台公演」ではあっ
ても「芝居」ではないか・・・。



で、その『観劇』。


Project Nyx(プロジェクト・ニクス) 『浅草版 くるみ割り人形


吉祥寺シアター」にて、1/21(土)の昼(14:00)の部を観覧。

この公演の概要はリンク先でご覧いただくのが早いのですが、ちょっと引用させて
いただくと、

 ★★★★★
 寺山修司が人形映画のために書いたシナリオ「くるみ割り人形」を、岸田理生が
 浅草版として戯曲化した、未だかつて上演されたことのない、幻の傑作初公演!!
 Project Nyxの女優だけによる、妖しく華麗なエンターテインメント美女劇・第三弾として、
 32名の女優とアーティストが繰り広げる、摩訶不思議な冒険ファンタジー歌劇!!
 ★★★★★

とのことです。


観覧に至る いきさつは・・・。
例によって「ビッグ・バン」にまで遡るのは面倒なので、直接的なところだけ。

昨年、『小林未郁』さんのワンマン・ライブを拝見した際「人形役」として出演さ
れていた女優の『市川梢』さんが、Project Nyx のメンバーとしてこの公演に出演。
加えて、「作=寺山修司」/「構成・美術=宇野亜喜良」というところにも惹かれ
て、ということです。
(が、そこを掘り下げるとまとまらないので割愛。というか、掘り下げられる程の
 ことは何も分かってませんので。)


くるみ割り人形』と聞いて、「 " あの " くるみ割り人形?」といぶかっておりま
したが、やはり基本、" あの " くるみ割り人形 でした。
帰宅するまですっかり忘れてましたが、以前『西本智実 指揮/日本フィル』の公演
を観に行った際に『くるみ割り人形』に関して何か書いてたはず・・・、と。
読み返してみたら、内容が的確かどうかは別として意外に一生懸命書いてましたの
で、もし興味おありの方は こちらを。 → 2010/3/22付 ブログ記事


舞台の率直な感想としては、あえて言葉にすると かなり小学生チックになってしま
いますが、

 ~ 大勢の人たちが協力し合ってひとつのモノを作り上げるって スゴいことだな~。

みたいな。

ひとつの時間軸で、これだけの人たちがリアルタイムで 演じて/歌って/踊って/
殺陣もあって。
さらには、見えない人たちも同時に動いていて。
さらに さらに、稽古やら舞台美術やら、そこに至るまでのいろいろな積み重ねがあ
って・・・。

しかも、ただ段取りをこなすだけじゃなくて、「表現」をしなきゃいけないわけで。



そんなことを思いながら舞台を眺めていると、ふと妙な感覚に。

先のキャプションにある通り「摩訶不思議な冒険ファンタジー歌劇」なわけですが、
能天気にそれを眺めている私とは対極に、身体を張ってその " 虚構 " を作り上げて
いる人たちがいるという " 現実 " 。

 ~ 大のオトナが 寄ってたかって、全身全霊で 大ウソをつく。



私の造る(造ろうとしている) " 虚構 " など、足下にも及びません。
もっとマジメにウソをつかねば・・・。



劇場の座席に用意されたフライヤーの束。
数えてみたら、何と 60部!!
まだ パラパラと眺めただけですが、すでに いくつか気になるモノが・・・。

あぁ、そっちのスイッチも入っちゃうわけですね。>私



(その2 につづく。)