FLOATING JAMの『元祖・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』、旧ブログ保存版

12/13(火) 静岡市民文化会館 『矢野顕子×上原ひろみ 今年は2人でさとがえるツアー ~Get Together~』

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ちょっと のせられてしまった感もなきにしもあらず・・・。

とか思ってましたが、行ってよかった~。



先の『上原ひろみ』さんの日本ツアーのチケット購入後、今回の公演の情報が。
通常のチケット先行予約の、さらに先行予約ということらしい。
「あなたにだけ " 特別 " に ご案内!」的な。

このお二人のコラボは、以前 何かの音楽番組で一度観たことあったけど。
矢野顕子』さんについては、TVやラジオで流れる曲を聞いたことがあるくらいで
積極的に聴いたことないし。



勢いでチケット発注してしまったら、当たった。
(まあ、先行の先行なのでハズレはないんだろうと思いますが。)



で。

チケットが届いたら「!」。
最前列!!


一見さんにはちょっとハードル高いんじゃないのか?
最前列といえば、お決まりの振り付けとか、コール&レスポンスとか、挙げ句の果
てにはいっしょにタオル回しちゃったりとか、ちゃんとツボが分かっている人たち
のための席だと思うので。
(んなこたぁ~ないか。)



ステージ上には 2台のグランドピアノが向かい合わせで組まれております。
私の席は最前列・上手側のブロックの真ん中くらい。
特に根拠はなく、何となく 上手側は 矢野さんだろうと思っていると・・・。

逆でした。
上手側が 上原さん!

前回記事の続きみたいな話になりますが、上原さんの左斜め後ろから見上げる位置。
鍵盤を叩く手の動きがバッチリ観えます。
私は特に鍵盤は弾けませんが、やっぱり自分が弾く形を重ね合わせることで感情移
入(?)しやすい気がします。
というか、すご~く「しっくり来る」感があります。

矢野さんの方は ちょうどピアノの影で見えないのですが、ステージバック上方にミ
ラーがセットされており、お二人の姿が上から見下ろす形で写っております。


演目は(恐らく)矢野さんオリジナル曲中心で、それぞれのソロもあったり。

正に目の前で 飛んだり跳ねたりする 上原さんを拝見できるのは、かなり貴重な体
験であったと思います。



それにしても、その昔 ピアノを発明した人は自分の発明した楽器が
 「こんなにも弾かれてしまう」
状況を想像してたんでしょうか。
人間の指 10本で出来ることなんて たかが知れてんじゃね~の? みたいな。
(んなこたぁ~ないか。)


漠然と「音楽を演る」といえば、プリミティブなものから先鋭的なものまで 本来は
全く自由で何でもアリの世界だと思うのですが。
ここに例えば『ピアノ』という楽器が介在した途端、一気に 鍵盤やら/音階やら/
音色やら といった物理的制約を受けるわけで。
でも、そこから生まれる この自由さは何だ!?

とか。

ホントはちょっと焦点がズレてますが、概ね そんな様なことを思いながら 上原さ
んの演奏する姿を眺めておりました。



といった感じで、今日も 透きとおった純粋な気持ちでライブを堪能させていただき
ました。

(そのうち ホントに怒られる?)