FLOATING JAMの『元祖・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』、旧ブログ保存版

フォトモ・ワークショップの覚え書き ~その3~

引き続き
●1月16日(日):第2日目 [10:00~16:00(~17:00)]
 ・2作目は現場でのアドリブでしたが、実は初日の帰りのバスの中で先に思い付
  いてしまったネタが・・・。
  ネタを思い付いた時点でタイトルまで即決! 『スクランブル 360』に。
  3作目用の撮影は、「呉服町 スクランブル交差点」です。
  これはもう、作品の仕上がり以前の問題として、誰もやらなそうな おバカな
  「ネタ」に取り組んでる自分に酔いたいという衝動のみ。
  思い付いた瞬間「あ~あ・・・。」と、そんな自分にウンザリ。
  
 ・とりあえず現場へ行ってみる。
  しばし観察。
  信号は、
   歩行者用(スクランブル):30秒 / 自動車用(縦横合わせて):70秒
  のサイクル。30秒というのは思いの外短い。
  交差点脇にあったベンチに腰掛けて、イメージトレーニング。(笑)
   ・正面~上方向へ 計5ショット (これでかなりギリギリ 30秒)
   ・(正面)~下方向へ 計3ショット (ちょっと余裕で 30秒)
  以上 8ショットを 1セットとして、360°÷30°=12セット、つまり、
   交差点の中心で 24回(全 96ショット)撮影
  という段取り。
  お昼過ぎの繁華街ではありましたが、あまりの寒さゆえか意外に人出は少ない
  感じ。撮影には好都合(?)でした。

 ・いざ実践。
  歩行者信号が青になるのと同時にダッシュで交差点中央に陣取る。
  ちょっと大袈裟にカメラを構えて見せれば、通行人は大抵 事情を察してよけて
  くれるので まあOK。
  但し、自転車はある程度やり過ごしてからでないと突っ込んで来るので危険。
  最初は多少の照れはあったものの、すぐに慣れます。ただ、寒さは身に滲みま
  すけど。

 ・一通り撮影終了。
  撮った画像をプレビューしてみると、なんだかちょっと歯抜けな印象。
  従って、一応 おさえとして正面の高さのみを全周ぐるっと撮影。
  結果、都合 30回(全 106ショット、1時間弱)の おバカ撮影でした。

 ・実はいろいろと失敗だらけでしたが、もう仕方ない。
  最大の失敗は「途中で電池切れ」。コンパクトのデジカメのため、電池切れと
  当時にズームがリセットされてしまい、途中から画角が変わってしまった!

  (撮影した 3作目の素材の一部。)
イメージ 1

 ・この素材を実際にツギラマとして完成させたのは、ずっと後、最終日 前々日の
  2/18深夜。
  翌2/19の自由参加日に車で運び込んだのが この作品でした。

 ・当初、「キレイにつなぐ」ことを主眼に作品をまとめたものの、大きい割には
  妙にこぢんまりとした印象。
  どうも納得がいかず、同じ素材で 3.5作目にトライ。多少ダイナミック感が出
  せたので、この 3.5作目を採用。
  現在、こちらの作品を 静岡市美術館に展示していただいております。

  (完成状態の画像がないので、検討段階の試作の試作。ツギラマのツギラマ?
   完成形は、中央の段に近いイメージ。)

イメージ 2



~~~~~

この先まだ長くなりそうなので、以下、もしかしたら今週末 市美術館を訪問される
かも という方へのアドバイス。


 1.『フォトモ』作品鑑賞の際は、ぜひ目線を下げて その風景の中にいる気分で
  ご覧になるのをおススメします。思わず「お~っ!」と言ってしまいますので。
  もちろん、前後左右表裏 あらゆる方向から観察するのはアリです。

 2.静美のトイレは、洗面台ボウルがエアータオル一体型なのだ!
   トイレで手を洗った後に周りをキョロキョロ見回している人を見掛けたら、
    「あ、ここから温風出ますよ。」
   と教えてあげるとものすご~く感謝されます。
   但し、トイレの場所がちょっと入り組んでいるので、誰かに場所を教えても
   らって ものすご~く感謝してしまうと 結果プラマイ・ゼロなので要注意。


(つづく。)