FLOATING JAMの『元祖・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』、旧ブログ保存版

『 不埒なロンドン三昧 2010 』  02. 妄想編 (その2)

イメージ 1
確かにこの『バタシー発電所』、私が知ったきっかけは音楽ですし、やっぱり多く
の音楽好きがここを訪れているものと思われます。


PINK FLOYD」のアルバムは何枚か持っていて、
 「PINK FLOYD は好きか? 」
と問われれば確かに好きなんですが・・・。
ここのところのニュアンスがなかなか厄介です。

あくまで音楽に対する 狭く/浅い 私の見識の中においては、相対的に「好き」と
言える重要な存在には違いない。
が、一歩外に出たら私の「好き」なんて世間一般で言う「好き」には到底及ばない
浅~いレベルなので、ひとたび
 「キミ、○○好きなんだって?」
みたいな話の流れになってもその先が続かないなんてことがよくありまして。
(これって、音楽に限らずなんですが。)

従って、浅~い意味での音楽好きではあっても、「ロンドン、ロックの聖地巡り」
みたいな話にはほとんど興味がないのでした。


それはともかく。

『ANIMALS』は持ってる PF のアルバムの中でもほとんど聴かない方の部類だっ
たのですが、2年前(2008年)あることをきっかけに逆転しました。
音楽をネタにした造形作品を作ろうと画策中、思い付いたのがこの『ANIMALS』
のジャケット。
ジャケット写真では風船状の巨大な豚が飛んでます。
撮影中に豚を係留した綱が切れて大騒動になったとか。
このジャケ写を「合成無しでよくやった。」と評価する情報と、「豚を失ったの
で仕方なく合成写真を使用した。」という情報が錯綜してますが、ホントはどっ
なんでしょう。

この時点では、この4本足(?)の建造物が何なのかすらもよく分かってませんで
した。
それが前述した『バタシー発電所』だと知り、ひたすらネット検索で画像を収拾。
その画像を下敷きに図面をひいて完成したのが今回貼付の写真の作品。
(全高78cm、複合素材)



この時のネット検索の副産物が、現地で現物を観て来た人たちのブログでした。

なにやら、商業施設として生まれ変わる計画があったものの頓挫。現在は放置さ
れたままだが、改めて再利用計画が起ち上がっているらしい、とか。

造形作品制作中に一瞬、
 「あ、20周年旅行で『バタシー発電所』行ってみようかな~。」
というのが頭をよぎったんですが、自分でも鼻で笑ってしまうようなセルフぼけ&
セルフつっこみで完結の「脳内ギャグ」レベルでしかありませんでした。

私が見付けたブログ情報は、その時点から遡って2~3年前のものがほとんど。
その後、そもそも発電所の建物自体がまだあるのかどうかすらよく分からない。



はっきり覚えていませんが、たまたままた何かのきっかけで改めて発電所を検索
していたら、何と2009年の5月~10月の新鮮な情報が出て来ちゃいましたよ。
ず~っと工事中(?)らしいものの、建物自体は顕在。
4本煙突も立派に立ってる。

 「あれ? 行っちゃう??」


これが 2009年12月初旬でした。

妄想が一気に現実に向けて動き出します。



う~ん、まだまだロンドンまで遠いな~。
こんなペースでよいのか?


 (つづく。)