FLOATING JAMの『元祖・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』、旧ブログ保存版

「昨日の自分にサヨナラ!!」企画 【その1】 『 EAGLES / Take It Easy 』(1/2)

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早速ですが、昨日の記事にて予告した「ちょっとだけエンタメ(?)」なネタ。
恐らく、『投票用紙』のネタよりはご賛同いただけるものと・・・。


これを思い立った直接のきっかけは、先般のストフェスにて。
こちらによく書き込みしていただいている kuwa さんバンマスの70年代ロック
オヤヂバンドが、イーグルス の『テイク・イット・イージー』を演ってました。

この曲、世代的にさすがにリアルタイムでは聴いてませんが、それでも既に30年
前(!)中学生時代に初めてラジオで聴いて、文字通り鳥肌が立った唯一の曲で
あります。
すぐにベストアルバムの『グレイテスト・ヒット 1971-1975』(LP)を買い求
めました。
当時の私はビートルズを集めるのに必死だったため、イーグルスは基本的にそれ
以上深入りはしませんでしたが、今でもこの曲を聴くと血が騒ぎます。


ただ、この曲との衝撃的な出逢いと同時にある重い十字架を背負ってしまったの
でした。

それは・・・。

 『拍子のオモテとウラがひっくり返って聴こえてしまう!!』

という現象。


これってどこまで一般的な話なんでしょう?


個人的な問題として、私は非常にリズム感が悪いと自覚しております。

私なりの「リズム感」の定義として、

 1.テンポ・キープの正確さ
 2.楽曲としての「ノリ」(「グルーヴ感」と表現されるものだと思いますが)

というところまではおよそ一般的な解釈に合致しているものと思っております。
今回の問題は、更に

 3.リズム構造の理解力

によるところが大きいと思います。
「この曲は何拍子で、拍子の区切りがどこで」というのが、曲を聴いてパッと理
解できるかどうか。

プログレなど、作り手側があえて変拍子とかで難しくしようとしているケースに
ついては、はなから解釈をあきらめて「聴こえるように聴くだけ」という態度に
徹してます。
ところが、本来 単純な8ビートなのに、(恐らく)作り手の意図するところとは
違って聴こえてしまうことがあります。


この現象が起こりがちな状況としては、ロックやポップスにおいてよくあるケー
スとして、

 1.出だし一発目の音が、「4拍目のウラ」である
 2.イントロがギターのリフのみで始まる(ドラムなし)

という条件が揃った場合などです。


素直に聴くと、出だしの音は「1拍目のオモテ」に聴こえるというのがまずはフ
ツーの感覚ではないかと思います。
(「★」の位置が、最初に聴こえる音。)

 A. |★×|♪×|♪×|♪×|

しかし、実際は 出だし一発目が「4拍目のウラ」で、

 B. |××|××|××|×★||♪×|♪×|♪×|♪×|

という構造になっていることがあります。

「A.」のつもりで聴いていると、しばらく後にドラムが入ってきた途端に強引に
本来正しい「B.」に引き戻されるため、一瞬 つまずくような違和感があって非常
に気持ちの悪い感じになります。
ドラムがオーソドックスな8ビートのパターンの場合だとドラムが入って以降は
主にスネアの 2拍目/4拍目オモテ打ち を足掛かりに比較的簡単に軌道修正さ
れることが多いです。
一方でちょっと変則的なドラムのパターンの曲だとかなり後まで引きずって、そ
のままオモテ/ウラがひっくり返った状態で1コーラスくらい聴いてしまう場合
もあります。

いずれも、頭では間違って聴こえていることが理解できているので一所懸命 体全
体を使ってカウントを取ったりして「正しく」聴こうと努力するのですが、どう
しても補正ができないまま結局 間違った形で自分の中で定着してしまいます。


このブログでいかに音楽を知らないかを露呈しまくりの私でさえ、ざっと思い付
くだけでそんな曲が10曲はありました。

同じような経験をお持ちの方はたくさんいらっしゃると思いたいところですが、
前述のとおり、リズム感の悪い私 固有の問題だとしたら、みなさんとはここでお
別れです。(笑)


(2/2につづく。)