FLOATING JAMの『元祖・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』、旧ブログ保存版

12/27(日) Hoteiya 「『魔王』 降臨ライブ」

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怒濤の 2009年ライブ観覧も、ひとまず今回で一区切り。(暫定)


前回 11/29 に続き、『魔王』のライブに行ってまいりました。
フラメンコギターの「上遠野忍(かとうのしのぶ)」さんと、ヴァイオリン「丸尾
あみこ」さんのユニットです。

会場は同じく元 新静岡センター近くの『Hoteiya』です。

まあ、例によって気の利いたコメントはできませんので、今年最後の「覚え書き」。


上遠野さんソロ&ヴァイオリンとのジョイントで、オリジナルや有名曲なども含め
て2セット。
定員20名強の店内は満席でした。


今回、上遠野さんがMCで「クラシックギター」と「フラメンコギター」の違いを
解説されてました。

私はこれまで楽器自体は「ガットギター」というひとくくりで捉えてましたので、
てっきり同じモノだと思ってました。


上遠野さん曰く、

 ・基本的な構造はほぼ同じ。
 ・フラメンコギターは、トップにガードの板が貼られている。
  (フラメンコは、トップを指でたたいたり はじいたりパーカッション的に使
   うので、保護のためにガードが必要。)

あと、決定的な違いが、

 ・材。

だそうです。

クラシックはトップに「ドイツ松」あるいは「ドイツ杉」、サイド&バックに「ロ
ーズ」または「ハカランダ」とうのが一般的。
対してフラメンコは「シープレス」という材を使用するとのこと。

フラメンコのルーツを辿ると、もともとはジプシー達の流浪の生活の中で生まれた
音楽であり、その貧しさゆえ楽器にも高級な材を使えない。
で、身内のお墓の横に生えた木をギターに使ったのがその始まりともいわれている
そうです。
一般的にフラメンコギターの方が硬質な音になるそうですが、上遠野さん自身はウ
ォームな音質が好みでクラシックスタイルのギターを使っているとのことです。

こうした楽器の材質をも含めたルーツにまで思いを馳せながら音楽を奏でるという
マインドを大切にしたい、ともおっしゃってました。



う~む。
ギターの材。

私が気にするのは、「木」か「竹」か「アルミ」か・・・、ぐらい。(笑)

カタログとかでいろんな木材の名前は目にするのですが、その特徴はほとんど「?」
です。
自分のギターの材質もほとんど気にしたことないので、

 「このギターの この音」

というのは何となく分かっても、

 「この『材質』の音」

というデータは私の中には無い!(断言)



ギター材について私なりに知っていることを あえて披露させていただくなら、

 「アルミは冷たい!」

ですね。(苦)


愛用の Tokai Talbo はボディがアルミ合金製なので、冬場はとても冷たい。
(音質的にではなく、文字通り さわって冷たいという意味です。)
かつて80年代のオリジナル発売当時には、寒冷地用(!)のオプションとして、
レザーのボディカバーが売られてました。(カタログで見ただけですが。)

ボディのカバーといえば リッケンバッカーのレザー製(彫刻入り)が有名で、ム
ッシュかまやつ が浅田飴のCMで弾いてるのを観たことあります。
よく分かりませんが、リッケンの場合はカントリー系の人が好みそうな装飾目的
ではないかと思います。

Talbo のカバーは実用品。
とはいえ、カバーをしてまでライブとかであのギターを使った人(使う必然があ
った人)は、世界中にいったい何人いたのでしょう?


あと、アルミといえば『トラビスビーン』というアルミ製ネックのギターがあり
ましたが、もう考えただけでも冷たい!!
末端冷え性の私には絶対ムリです。ボディがハワイアンコアウッドのためか、な
んとなく「南国向け?」というイメージはありましたけど。



以上、結局 ライブとはほぼ関係ない話題に落ち着きました(?)が、でもまあ、
普段あまり意識してなかった「材」をちょびっとだけ(瞬間的に)意識するきっ
かけをいただきました。


ところで、誰か 手編みの Talboカバー、作ってくれないかな~。
(でっかいイニシャル入りで。)