FLOATING JAMの『元祖・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』、旧ブログ保存版

クレーマーの堕ちて行く先は・・・。

8/20 の続きなのです。》


その翌日、件のクリーニング店に行ってまいりました。

もちろん低姿勢に、
「あの~、ちょっとクレームで申し訳ないんですけどぉ・・・。」
という入り。


私はもともと他人に対して怒るのが苦手ということもあるのですが、「金払ってる
からエラい」という理屈はどうも承服し難い。
ビジネスはあくまで対等(が理想)だと思うので。
クレームとはいえ、自分は絶対正しいと思って100%で怒鳴り散らしている人とか
(あと、会社の上司とかも)を観ると、他人事ながらちょっとヒヤヒヤしてしまい
ます。
(その怒ってる本人を案じてヒヤヒヤ、という意味ですよ。)
他人を責めるのはいいんだけど、万が一自分の側にも非があった場合に備えて退路
を確保しておかないと、振り上げた拳の納めどころに困ってしまうんじゃないかと。

まあ、本気で怒れないのは「自分に自信が無いからだ」と言われればその通りです
し、「事なかれ主義だ」と言われればそれも正にその通りなのですが。



で、以下、私とクリーニング店 店員の会話。

私「これ、段返りの三つボタンなのに一番上のボタンが留められてて、変なクセが
  付いちゃってるんですけど。コテ当て直したりとかお願いできませんか?」
店「あぁ、段返りですか・・・。最初に段返りで ご指定されました?」
私「え!? あのぉ・・・。指定しないとダメなんですか?」
店「一応、最初におっしゃって頂きたいんですけど・・・。」
私「あっ、そっ、そうなですか・・・。あ、でも、過去に何回かやって頂いてるんで
  すけど、こういう仕上がりは今回が初めてのケースだったもんで・・・。」
店「念のため最初に指定して頂けると確実なんですけど。」
 「では、改めてもう少しお時間頂くってことで・・・。」
私「あのぉ、お代は?」
店「こちらのミスですので、お代はけっこうです。」
私「あっ、ありがとうございますぅ~。」

でした。
(文字にすると店員さんの対応がすごく冷たく見えますが、そういうわけじゃありま
 せん。私の拙い作文能力のせいですので。念のため。)


これまで10年間でこの礼服と紺のスーツ(どちらも段返り三つボタン)を合わせて
ざっと概算30回はこのお店 利用してるはずなのに、そんなシステムだったとは知ら
なかった(!)。
あとこの上着、まだそれほどヨレヨレじゃないから明らかに段返りの位置に型が付い
ているのに(!!)。

・・・とかありますが、丸く収まりました。


ただ、自分の中では「丸く」というより『サクマのイチゴミルク』くらいの収まりで
すけどね。
(「♪ ま~るくて、ちっちゃくって、さんかくだぁ~」)