FLOATING JAMの『元祖・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』、旧ブログ保存版

選挙(その2)

選挙がらみでホントに書きたかったのは、自転車じゃなくてこちら。


私は、選挙が好きだ。正確には『投票』が好き。
政治についてはまあ置いといて(でよいのか?)、投票の行程における
ある「感触」が大好きなのであった。

なんと、今回は恐らく9割の投票経験者に賛同頂ける超メジャー級のネタだ。
(?)


私が大好きな(そして恐らく9割の方々が大好きに違いない)ある「感触」
とは、

 『投票用紙に鉛筆で書き込む時の、紙と鉛筆の擦れる感触』

のことである。
通常、職場や家庭で何か書き物をする時にはまず味わえない、独特の快感。
(ですよね?)

これには、
 1. 投票用紙
 2. 鉛筆
 3. 記入台
の、3つの要素が必要不可欠。(というか、フツーに投票そのものに必要
ではありますが。)


まず、1.の投票用紙。
現在の投票用紙は、開票時の手間を省くために折り曲げても自然に復元する
プラスチックフィルムに、鉛筆で書ける様に表面処理がされたもの。
(だそうです。)
マットでさらさらとした触感。
用紙自体の薄さともともとパルプ紙と違って弾力が少ないことにより、鉛筆
の先が上滑りしつつも、なおかつこの表面処理によって適度な抵抗感を生む
という絶妙なバランスがたまらない。
(着いて来てますか?)

次に、2.の鉛筆。
記入台に置かれた鉛筆は、私の経験では、HB・木製の六角軸タイプ。メーカー
はあまり気にしたことはないが、今回は不明(無印のテキトーにまとめ買い
された感じのヤツ?)であった。
恐らく、銘柄とか濃さとか色々突き詰めたらもっと深い話になるのかもしれ
ないが、通常は与えられた条件に従うのみ。
少なくとも今までハズレだと感じたことはないので、まあHBであれば概ねOK
ということだと思う。

最後に、3.の記入台。
ウチの地域で使われているのは、アルミ(ジュラルミン?)プレートの曲げ加工
による、折りたたみ可能なタイプ。(実際にたたんだ所は見たことないけど。)
この厚さ1mmほどのアルミ板がまた絶妙。
無垢板ではない。アルミの表面的な堅さ&柔らかさに加え、薄板ゆえのたわみ
から来る適度な弾力。芯の先端の筆圧をカチッと受け止めつつ、余分な腕の力
をフワッと裏へ逃がして行く感覚。

以上、3点。


2.の鉛筆については、本来、更に芯の尖り具合も重要な要素と言えるのだが、
これはあまり気にしないことにしている。
私の好みとしては、既に数人に使われてやや丸まったタイミングがベストと
考えるが、どちらかというとなるべく早朝に投票に行きたい私の場合ピンピン
のおニューに当たることも多い。
ピンピンの芯は、パルプ系の紙では先端が引っ掛かって不快な感触を味わう
ことになるが、ここはやはり投票用紙の材質に助けられて文句なくスムーズ。

これらの組み合わせから生まれる、えも言われぬ快感!!
(ですよね?)

私はこの快感を少しでも長く楽しむため、常に最も画数の多い候補者名を書く
ことにしている。
(ウソです。)

・・・。


選挙の話題が上る度にあの感触を思い出してワクワクしてしまう。

麻生さん、解散お願いします。