FLOATING JAMの『元祖・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』、旧ブログ保存版

11/7(土) 行ってきました、名古屋『クリマ』。

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ポートメッセなごや」にて開催された(11/7(土)~8(日))『クリエーター
ズマーケット』
に行って来ました。

ストフェスのアート部門を数倍(数十倍?)に拡大した感じでしょうか。
プロ ~ アマ、クラフト ~ アートの様々な分野の出展者がオリジナルのものを展示・
販売するイベント。
年に2回開催で、6月&12月のパターンが多いようですが、今年は11月でした。
(ステージが設営されていてMCの方が出展者のプローモーションをしたり、数組
 のミュージシャンの演奏もあったりしたのですが、さすがにそっちを観てる余裕
 はありませんでした。)

似た系統のイベントとしては東京の『デザイン・フェスタ』というのが規模も歴史
も更に上といった感じのようですが、行ったことありません。


今回で確か5回目の訪問でしたが、年々 出展者のクオリティが上がっている気がし
ます。
というか、「上がってしまっている」と言った方がよいのかも知れませんが・・・。
私が最初に訪問した頃は露骨に素人っぽい人たちも多かったのですが、そういう人
たちが洗練されていった結果なのか、あるいは淘汰された結果なのか、どこのブー
スもまず見せ方がうまい。
作品(商品)自体も、漠然と「とりあえずこんなのつくってみました。」的なもの
は減っているようです。それぞれ明確にコンセプトを絞り込んで前面に出している
気がします。
その方がお客さんに対しても分かり易いし、支持も受けるということでしょう。

当初は「自分も出展してみたいな~。」などと思いながら視察も兼ねた気分で訪問
しておりましたが、出展のハードルはかなり高くなってますね~。


いつもはブラ~っと二周りくらいして(何も買わずに)帰って来ることも多いので
すが、今回は事前にチェックした中で「ぜひここが見たい」というところがいくつ
かありました。
しかも、かつてないほど買った~!


実は、何も買わずに帰って来たときでも事前に出展者情報から気になる作家さんの
サイトをチェックして目星を付けて臨んでいることが多いのですが、いざ現場に行
くとテンション下がってしまう。

なぜなのかを考えていたのですが、今回、何となく分かりました。

サイトなどでチェックして、「この作品(商品)が欲しい!」と思うのですが、実
際にブースに行って現物を目の前にすると、「この一点を買ってもあんまり意味が
ないんじゃないか?」という気分になります。
サイトの情報で作家さんのいろんな作品を見たり、以前のイベント出展時の画像で
いろんな作品が並んでいるブースの状況を見た結果、実はその作家さんのテイスト
そのものに共感していたり、あるいはいろんな作品がごちゃっと集まった楽し気な
雰囲気を手に入れたいという気分になっているわけです。
従って、その中の作品をひとつだけ抜き出してもその大枠での『テイスト』とか『
雰囲気』は手に入らない。
そのブースで何かひとつ買って帰ろうとしても、自分の求めているモノとのギャッ
プが埋まらず、その「ひとつ」が選び切れなくてテンション下がってしまう・・・、
という構造のようです。


今回も同様に現場で一旦テンション下がってしまったのですが、上記の点に気付い
て、あえて積極的に作品買いました。
何となく思ったのは、そのひとつの作品はあくまで「きっかけ」や「記念」という
位置付けでよいのではないか。あとの『テイスト』とか『雰囲気』は、自分自身の
イマジネーションで補完すればよいのではないか。
更に言うと、これまで作家さんとのコミュニケーションはほとんど取って来なかっ
たのですが、今回は買い物する際に多少なりとも言葉を交わして、その作家さんの
空気みたいなものも(ほんの少しながら)持ち帰らせていただく。

結果的にモノ自体はそれらを想起させるトリガーとして機能すれば充分だ、という
気分に至りました。


レポートっぽく仕上げようと思いながら結局自分のことしか語ってないので、改め
て記事書く予定です。

今回のクリマは、なかなか面白い出会いもありましたので。